フォレストスプリングス裏磐梯でエリアフィッシングを楽しんだ時に、鱒さんたちの一番人気がエルクヘア・カディス(以下エルクとかEHCとか)だったお話をしましたが、帰り道の車の中で、とうちゃんと
「かあちゃんのエルク最強伝説が増えたねぇ。」
なんて話をしていました。
エルク最強伝説なんて言っていますが、ワタシの毛バリで一番実績のあるパターンがEHCというだけのことで、しぶっしぶのコンディションで苦戦したあげく、『もー、エルクでいっかぁ』みたいな感じでフライチェンジしたら一発で魚が出たとか、パイロットフライのつもりでEHCを使ったら、一発目から魚が出たのでそのままずーーーと同じパターンで釣り上がってしまった、とか、そんな感じのゆる~~い伝説です。
フライボックスの中では『ボウズのがれ』的なポジションです。
つらつら考えるに、「何かに似ているけれども、何にも似ていない」ところに、最強の最強たる所以があるのかな、と。
EHCを使っていて、もしかしたら、フライセレクトで能動的にお魚を釣っているのではなく、お魚が『誤認』というか『誤解』して『ついてる』だけなんじゃないか、なんて思ってしまうような場面に出会うことが結構あったりして。
それって、フライフィッシングとしてはどうなのよ?って感じがしなくもないのですが、「こいつやばいかもしんないけど、喰ってみる!」っていう魚界の勇者にお手合わせ願っているのがフライフィッシングなのだとしたら、そういう勇者の決断を引き出しているんだから、やっぱり最強なんでしょうね。
そんなワケで、たぶんではなく確実に一番数巻いている毛バリは、ピーコックボディのEHC。
(とりぱん風に)Tィムコの900なんちゃらの14番なんて、たぶん、ファンデーション買った数よりフック(25本入りケースで)買った数の方が多いと思うの。
パターンブックでは、10番から20番くらいまでのフックサイズで載ってることが多いみたいなんだけど、豆鯖家では、12、14、16番がメイン。18番より小さいと老眼で巻くのも結ぶのもキビシくなります(ヲイ)。
8番くらいの、おっきなEHCを巻いて、落水した蛾ですよ~~みたいな感じで、どこかのポンドでぷかぷか浮かべてみたい気もするけれど、気恥ずかしいというか、ギャグにしかならないでしょうねぇ。
この冬は、EHCオンリーのフライボックスを一つ、作ってみようかな、などと考えているところで、今日の所はどっとはれ。